帝王切開での出産体験記録

手術での出産過程(手術開始~出産)

手術はどのくらいの時間かかるのでしょうか。もともと局部麻酔というのは長時間の手術には適していないため手術自体は約30分~遅くても1時間以内には終了します。手術中は意識がしっかりとあるので、麻酔科の先生がそばについていてくれて、保冷剤を胸の上あたりに当てて確認したり、気分は大丈夫であるかを最後まで聞いてくれているため、とても心強いです。ただ手術を行なっている部分は完全に麻痺しており、顔の前にお腹が見えないよう隠してあるため、今何をしているかは本人にはわからない状態です。また手術中は人によっては息苦しくなったり気分が悪くなったりすることがあります。更にみぞおちの部分をぎゅーっと抑えられたような圧迫感があったりと麻酔がきいているものの意識があるため、そのような症状が起こりうる場合もあります。その際は酸素マスクをしたりして、できるだけ状態を軽くしてくれます。そしていよいよ子宮を切開して赤ちゃんを包んでいる卵膜を破って赤ちゃんを取り出します。その際、先生が今から出すから少し頑張ってねという声とともに、お腹をえぐられたような感覚があり、それと同時に赤ちゃんの産声と助産婦さんたちのおめでとうという声で出産が無事終わるのです。

手術での出産過程(麻酔)

帝王切開での出産はどうやって行なうのでしょうか。まず麻酔を打つ前に点滴をうちます。予定帝王切開の場合は手術を行なう数時間前からゆっくり数本行なうのですが、緊急の場合は確か1本だったと思います。その後手術室に向かい、衣服を全て脱いで手術台に横になり血圧計や心電図の装置などを体に貼り付けて、準備が整ったら体を横向きにしてお腹をかかえるように猫の背のようにして丸くなり、その状態のまま背中に2本麻酔を打ちます。

そのうちの一本は術後の痛み止めとしても使用できるように細い管を通しておきます。背中には麻酔の管、片方の腕に血圧計、もう片方の腕には点滴、そして胸の辺りには心電図の装置の線があり、指にもパルスオキシメータといって爪の色から呼吸や心臓の状態を監視する機会がつけられ、更におしっこの管も通しているので、体中が管だらけな状態です。麻酔をうって少しすると足のほうがしびれてきます。そして麻酔科の先生が保冷剤をお腹や胸の周辺にあてながら、冷たさを感じるか感じないか鈍くなってきたかを本人に問いながら麻酔の効き状態を確認した上で手術を開始します。

緊急帝王切開

緊急での帝王切開は自分で予測していなかったぶん、出産に対する不安も更に大きくなることでしょう。緊急での帝王切開の場合、人それぞれ手術を決定する段階は違います。私のようにまだ微弱陣痛で決定する人もいれば、子宮口が最大に開いておりお産が始まっている段階で手術に切り替わる人もいます。

後者の場合は陣痛も経験した上に手術も経験するといった、お産の辛さを2倍味わった感じではないでしょか。実際そのような経験をした人はもう最後は何がなんだかわからなかったという感想を述べているほどでした。手術に対する不安というよりは陣痛の痛さで一刻も早く赤ちゃんを取り出して痛みから解放してほしいという感じだったそうです。自然分娩で出産した人もほとんどの人がそういう意見を言っています。

しかし私の場合は微弱陣痛だったためその痛みは弱い生理痛に似た痛みであり、本当の陣痛の痛さは未だわからないままです。しかし一番痛かったのは麻酔をうつときです。背中の中央に2回打つのですが、打っている時には目を開けていられないほどの痛みで体中に電気が走ったようななんとも表現しがたい痛みなのです。思い出すだけで鳥肌がたってしまいます。

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